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2005年08月01日
カエル、グルヌイユ(grenouille)は美味しい!

『グルヌイユ、ちょっと高価なので、鳥の手羽元とミックスしました』
久しぶりにフランス産のグルヌイユ(カエル)の足が手に入ったので、
プロヴァンス風に仕上げてみました。
名前から想像するイメージとは違い、繊細で柔らかく、ふわっとして
癖もまったくなく美味しい白身魚のようです。
カエルを料理するって読んだ瞬間、
カエルの姿を思い浮かばれる方も多いとおもいますが、
フランスでは食材として市場に並ぶ時は、すでに綺麗に掃除をされ、
後ろ足の部分だけを串に刺した状態で売られているので、大丈夫!
アミューズ、前菜に魚料理として供されています。

『ちょっと苦手な方はごめんなさい、こんな形で売られています』
日本ではグルヌイユは一般的な食材ではありませんが、
フランスではグルヌイユは決して珍しい食材ではなく、
昔から食べられている伝統的な食材のひとつなのです。
パリにはグルヌイユ専門レストランもあり、
今は亡き天才料理人ベルナール・ロワゾーもグルヌイユ料理を
メニュに必ず乗せていたほど、愛されている食材なのです。
現在はブルゴーニュやアルザス地方などで養殖がされていて、
市場でも売られているのを見かける事があるのですが、
最近のフランスではフォワグラ同様、自国生産では量的に間に合わず、
オランダやユーゴスラビアなどから輸入されたものが多くなっているようです。
フランスのグルヌイユはヨーロッパ原種で、アメリカ種よりもかなり小振り。
様々な輸入グルヌイユも試しましたが、やはりフランス産は
洗練されていてフランス料理には一番。
ブルゴーニュ地方ではにんにく、バター、パセリのソースを小麦粉をつけて軽く
フリカッセにしたグルヌイユで頂く事が多いのですが、
ここにトマトを加えるとプロヴァンス風になってこれはこれで美味しい逸品です。
日本では食用カエルというと牛ガエルが一般的ですが、
食用としてカエルを食べるようになったのは歴史的には新しく、1918年以降。
実は食糧事情に不安を感じていた当時の日本政府が、
国策としてアメリカから牛カエルを輸入し
養殖するように指導がなされたようです。
しかし、どうも日本人にはイメージ的なせいか、
一般的な食材としては定着しなかったようです。
リヨン、アルザスのレストランでグルヌイユのメニュを
見つけたら、どうぞお試しくださいね。
ちょっとだけ情報
フランスのグルヌイユはRANA K1.ESCULENTA でヨーロッパ原種
現在食用として流通しているものは、グルヌイユ・ヴェルトと、
グルヌイユ・ルスの2種。ヴェルトの方が旨味があって美味しいです。
投稿者 miya : 2005年08月01日 09:33
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