« りゅうきゅう | メイン | 平爪楊枝(Palillo planos)でマッシュルームのセゴビア風Champinones a la segoviana »
2005年08月18日
ニュージーランド産『メイヤーレモン』

『左がニュージーランド産、右がカルフォルニア産レモンです』
レモン、大好きです。夏場は1日1個欠かさず食べています。
レモンってフランスとか、イタリア、スペインが原産という
イメージがあったのですが、実はインドが原産。
レモンもスパイスと同じようにスパイスロードやシルクロードを通り、
陸ルートや、アラブ人の海路交易と一緒に海ルートで、
さあにユダヤ人のディアスポーラ(離散)という、
歴史的な事象によって地中海東部に伝播し、
その後に地中海北部のトルコ、ギリシャ、ローマ、
地中海南部の北アフリカ諸国、
そしてスペインへと運ばれ、
それぞれの場所に定着しました。

『切った断面も色がまったくことなります』
そして、今では地中海料理、中東料理にはなくてはならない食材として、
定着しています。

『一番シンプルなチキンのハーブローストのレモン添え』
レモンの思い出は、以前、ナポリを旅した時に、
極普通に家の軒先きにレモンが大きく育っていて、
とても美しって美味しそうだった風景。
そして、6月の終わりの暑い日、
ナポリの友人の家に迷いながらようやく辿り着いた時、
最初に出してくれたのがレモンをざっくり切ったものでした。
これが本当に乾いた咽をとてもうるおしてくれて、生き返りました。
プロチダという小さな島で、食べたかき氷りにレモンの汁をかけただけの
かき氷、これが汗がすっとひいて、疲れもとれ、本当に美味しかったこと。
この情景は、暑い夏の日にレモンを見ると今も思い出します。
イタリアやスペインでのレモンの使い方は日本の醤油や柚子などと同じように、
肉、魚、野菜、果物、様々な料理にふんだんに、一杯使います。
ほんと、ごくごく普通のあたりまえの食材なのです。
日本のレストランなどでは、彩りだったり、仕上げのレモンとしても
ほんとちょっとだけしか出てこないのはちょっと寂しいなぁ。
さて、レモンには魚の生臭見を消したり、
肉の臭みをけしたりする消臭効果や、
レモンポリフェノールという抗酸化作用のある成分などの栄養も
たっぷりあって、味だけでなく、美容、栄養面でも最高。
1日、1個のレモンとトマトがあれば、元気に夏がこせる?
かも。
さて、レモンなのですが、日本では環境的に育てるのが難しいので
国産は極僅か。
ほとんどが輸入に頼っています。
以前はアメリカからの輸入が多く、
長い輸送に耐えるように防カビ剤を使ったレモンがほとんどでした。
でも、最近は無農薬や有機栽培の農作物を選ぶ人が多くなってきていて、
『防カビ材不使用、無農薬、無添加レモン』の輸入がかなり
増えてきています。
中でもこのところのお気に入りは、
ニュージーランド産の『メイヤーレモン』。
レモンの品種も様々あって、イタリアやスペイン、フランスでは
秋から冬に収穫出来る品種が多いのですが、
メイヤーレモンは6月から9月が旬。
皮に渋みが少なく、防カビ材が入っていないので、
皮ごと食べる事も使うこともできるのです。
香りはフランスやイタリアのレモンとちょっと違って、
フルーティでオレンジのような香りと味わいも酸味が少なく、
マイルドなので、日本食の焼き魚にも違和感なく相性が良く、
和食から洋食まで幅広く使えます。
今日は美味しい岩手の鶏の肉が手に入ったので、ハーブでロースト
してみました。
仕上げには美味しい塩とメイヤーレモン汁をたっぷりかけるだけ。
シンプルですが、美味しい!。
フランスのマントン地域で採れるレモンも大好き。
これで作ったレモンのタルトはとても爽やかで大好き。
2月のマントンのレモン祭りも賑やかですよ。
レモン、されどレモン。
品種、生産地域で、まったく違って、
ただ酸っぱいだけのレモンではないのです。
料理に合わせて、レモンの産地を選ぶ時代かも。
投稿者 miya : 2005年08月18日 16:05
コメント
コメントしてください
サイン・インを確認しました、 さん。コメントしてください。 (サイン・アウト)
(いままで、ここでコメントしたとがないときは、コメントを表示する前にこのウェブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)