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2005年09月27日
ABBAYE AIGUEBELLE

フランスは昔から薬草を使ったお茶チザンヌや、修道院で薬草を使った
薬草酒などを民間療法として取り入れています。
ドローム県のエギュベル修道院はシトー派。
カトリックの中でも特に戒律の厳しい宗派です。
貞潔・清貧・服従を旨とし、「祈り、働け」をモットーとする
聖ベネディクトゥス会則(戒律)を作り、これを厳格に守り続けています。
シトー派の修道士達は、季節にもよりますが、
午前2時に起床し、午後8時に就寝。
その間に1日4〜5時間の祈りと6〜7時間の労働を行い、
2時間の読書・写本という生活をしています。
修道院の生活は自給自足が原則。
生活に必要な物は全て修道士の労働によって作り出されていました。
修道院の生活を支えるための経済活動として、蒸留酒、チーズ、キャンディ、
お茶など様々なものを生産し、修道院の経済面を支えています。
エギュベル修道院は、古くから修道院で育てられていた様々な
薬草を使った蒸留酒を作っていて、とても評判でした。
ABBAYE AIGUEBELLEはラテン語の AQUABELLA『美しい水』の意味があり、
修道院の中には美しい泉が湧き出ていたこともあって、
この名前がついたと言われています。
現在のエギュベル修道院は、様々な歴史的な困難から、
人気のあった蒸留酒を製造する権利を民間の会社に売却しました。
現在はAIGUEBELLEという修道院の名前と混乱しないように、
醸造所の会社の名前は、
同じ意味をもつプロヴァンス語のEUGUEに変え、EUGUEBELL と
名前を変え、醸造所で薬草酒を作っています。
現在、修道院内で作られているのは薬草酒を作っていたレシピを生かし、
52種類にも及ぶ薬草を使い作られた『ALEXION』という、
ノンアルコールの薬草シロップを製造販売しています。
このシロップは味はやや甘苦く、十分に冷やして飲むのですが、
多くのヴィタミンとミネラルが豊富。
1日30ml程度を3週間の見続けることで体内の毒素を排出し、
体質改善に役立つとして、大人気です。日本で近い風味のものとしては
養命酒でしょうか。
アルコールが入っていないので、小さな子供でも大丈夫。
疲労回復、アレルギーなどの症状にも効果があるそうで、
修道院の中にあるブティックには効果があったことを
伝えるお礼の手紙やメッセージが飾られていました。
フランスでは予防医学として、
薬草を使った昔ながらの薬、薬草茶、薬草酒などを利用した
健康食を普段の生活に取り入れることが最近とても盛ん。
修道院の製造されている様々なものもこの予防医学に貢献して
いるようです。
シトー派
1098年、ブルゴーニュ地方、ディジョンの南にある小村シトー( C杯eaux ) を拠点とし、ベネディクト派( B始仕ictins ) の修道士の間から生まれました。ベネディクト派は、540年頃、聖ブノワ( Saint Beno杯 ) が制定した教義を忠実に守ることを基礎とした宗派。非常に高名な僧侶である聖ベルナール( Saint Bernard de Clairvaux ) ( 1090-1153 ) が、1112年にシトーの僧院に入り、次いで1115年にはクレールヴォー( Clairvaux ) の修道院を興すことにより、シトー派は急速に発展しました。
投稿者 miya : 2005年09月27日 03:40
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